就活オンライン2020-新卒、既卒学生向け就職情報サイト

5:企業の選び方
就活で一番重要なのは、自己PRや志望動機ではない。 もっとも重要なのは「どの企業を受けるか」である。どの企業に就職するかで、自分の人生に大きく影響するからだ。

これまで自己分析や他己分析により自分を客観的に捉え、またどのような職種・業界があるかを知ったと思う。仕事に対して漠然としていたイメージが明確となり、就きたい仕事がみえてきたのではないだろうか。

次は実際に企業ではどのようなことを行っているのか、またそこで働く人たちの業務内容はどんなものなのかを調査し、興味ある企業をピックアップしてみよう。 やみくもにエントリーをしても、自分に合った良い企業に出会えるとは限らない。それに時間ばかりがとられて気持ちが焦ってしまう。 本当に出会うべき企業と出会えるかどうかは、『情報収集の仕方』にかかっている。収集した独自の企業情報リストを作成・管理することで企業比較がしやすくなり、希望に合った企業を探しやすくなる。

誰もが知っているような有名な企業ばかりを受けるのは危険とも言える。同様に一括エントリーもNG。周りの目を気にして、みんなと同じような就活をして安心していると、自分の希望とは合わない結果になる可能性もある。 中小企業やベンチャー企業には、知名度はなくても待遇の良い優良企業も沢山ある。大手企業中心の就活への執着を捨て、効率的な企業選びをしていこう。内定を得ることだけを目標にするのではなく、その後の人生をより良くする為の企業選びをしていこう。
INPUT

知識・情報を収集・体験する
・就職支援サイトの企業情報
・企業ウェブサイト
・学校のキャリアセンター
・四季報
優良企業の判断基準とは?
就活生の皆さんが就活支援サイトなどの企業情報で気にするポイントはどんな情報だろうか? 最新の学生の企業選びの思考は

・企業の安定性
・私生活とのワークライフバランスが上手くはかれるか
・自分の成長が望める

といったポイントが上位を占めている。ではその希望をかなえる企業を選ぶには、どんな情報を得れば良いのだろうか。

食べ物の好みが違うように、企業を選ぶポイントも人それぞれ。基本給や手当などの待遇面より仕事のやりがいを一番に考える人もいれば、職場の雰囲気を一番のポイントとする人もいるだろう。それぞれの価値観やポイントで企業を見ることは良いが、それだけでは「良い企業=自分に合う企業」を見つけることは難しく、もしかしたらブラック企業を選んでしまう危険性もある。

社会人は、企業の良し悪しを判断する上で、以下の4つの視点から企業を分析する。

・ 財務の視点
・ 顧客の視点
・ 業務プロセスの視点
・ 学習と成長の視点

これは財務分析による企業の業績評価に加え、お客様の視点(顧客の視点)、業務内容や製品の品質(業務プロセスの視点)、企業の持つナレッジ(=アイデアやノウハウ)や従業員の意識・能力(学習と成長の視点)を加味した業務を行うことで、企業の持つ資産(有形・無形)や投資(未来・現在)などを総合的に評価するためのマネジメント手法である。これを「バランススコアカード」といい、企業判断する上で最もポピュラーな方法である。

入社してから長い人生を共に歩む企業を選ぶことになるので、今だけでなくその企業が将来どのようになるのかを、待遇面、福利厚生面等に加え、具体的数値(KPI)で判断していくことが必要だ。 「みんながまだ知らない情報」を得ることで、ライバルに差をつけよう!
財務の視点
財務の視点とは、その企業にとっても成績表である。「財務の視点」から見ることで、その企業が成長期、維持期、収穫期のどの段階にあるのかがわかる。

• 成長期にある場合:設備や人材、製品開発などに対しての投資を行ない、収益の成長率や売上高成長率に重きをおく。
• 維持期にある場合:投資や再投資を必要とされつつも投資した資本からの利益を最大化するようにする。
• 収穫期にある場合:成長期や維持期の成果を収穫するため新設の設備投資などは避け資金の回収に重点をおく。

【チェック項目の一例】  
純売上高/営業利益/純利益/キャッシュフロー/ROA(総資産利益率)/ROE(自己資本利益率)/ROI(投資収益率) 固定比率/負債資本比率/自己資本比率/流動性比率/当座比率/売上高に占める製品収益 など
顧客の視点
顧客の立場に立ってどのようにして売上高や収益性を高めていくかを判断していく。企業情報として公表されていないものが大半のため、独自の視点で判断していく必要がある。

【チェック項目の一覧】
製品満足度指数/製品イメージ/マーケットシェア/市場評価/マーケティング費用/顧客評価点 など
業務プロセスの視点
財務的目標の達成、顧客満足度、市場占有率などを向上させるために業務プロセスの視点がある。 競合他社より、どのようにプロセスが優れ、どのようなサービスや製品を求めているかなど、ビジョン達成へ向け企業の基盤を確立し、対応能力をつけるための指標をここから読み解くことができる。これも顧客の視点同様公表されていないことが多い。

【チェック項目の一覧】
従業員1人当たりの契約販売数・売上/製品化までの時間/生産のリードタイム/新製品の売上・シェア/市場への影響/業界に於けるシェア/ マーケティングリソース/環境及び安全性に関する活動/損益分岐点までの時間/生産性向上率 など
学習と成長の視点
戦略目標や目標値をクリアするために、企業変革能力と学習能力をどのように伸ばし、活用していくかの視点を表している。ここで注目すべきことは人材への投資や組織の活性化といった未来の業績へ影響する指標がどうなっているかということだ。

【チェック項目の一覧】
従業員数/従業員平均年齢/資格取得数/従業員1人当たりの研修費用/年間教育時間/女性管理職数/マネージャー数/ 40歳以下の従業員数/入社希望者数/エンパワーメント指数/社員定着率/従業員の満足度/モチベーション指数/特許取得数
優良企業の探し方
複数の就職支援サイトを利用しよう

1つの就活支援サイトに絞るのはNG。複数のサイトに求人情報を掲載している企業は非常に少ないからだ。もし良い企業を見つけることができたとしても、それは運が良かっただけかもしれない。 複数の就活支援サイトを活用することで、自分にあった優良企業と出会えるチャンスが広げよう

就活支援サイトの情報が全てではない

一般的に就職支援サイトでは、業種、職種、地域(本社所在地)などを条件に検索し、さらに従業員規模や企業の特徴(完全週休二日、寮・社宅完備、資格取得サポートなど) を組み合わせることで、希望条件に合う企業を絞り込むようになっている。 それでもサイトによって、絞り込み条件を多数選択したとしても、数百件の企業が選択される場合があり、いざ企業情報を見ようとしても、名の知れた企業ばかりを選択してしまったり、複数のページにまたがっている場合は、最初の1、2ページしか見ずに終わってしまうことはないだろうか。 確かに、表示されたすべての企業情報を見るには、時間も手間もかかる。でも、そこで諦めてはいけない。 絞り込み検索を駆使し、根気良くすべての企業を見ることで、自分に合う優良企業を見逃すことがなくなる。テレビやCMで見る有名な企業以外でも、業界シェアトップであったり、何年も黒字経営をしていたり、従業員満足度の高い企業も多くあるからだ。 就活オンラインでは、自分に合った企業、ライフワークバランスに合致する企業を選択するために、業界や職種を細分化し、条件検索した後にはマトリクスに切り替えができるので、そこで企業の比較が一目瞭然。一番知りたい項目での企業比較ができるので、絞り込み検索を駆使し、自分に合う優良企業を見つけ出そう。
優良企業の探し方
上場企業は財務諸表の開示が義務化されているので、企業情報を収集するのは比較的簡単である。しかし中小企業やベンチャー企業の情報はなかなか見つけることが難しいかもしれない。 しかし社会人向けの転職サイトや口コミサイトには、その会社で働いていた人、現在も働いている人からの本音の情報を仕入れることができるのだ。
今回のINPUTであげた、就職支援サイトや企業のウェブサイト、学校のキャリアセンター、四季報などを利用してピックアップした企業情報をまとめていこう。
説明会やOB・OG訪問では教えてくれない、マイナスの情報も把握することができ、企業情報リストを作成するのに、大いに役立つ。失敗しない企業選びをするには、良い情報ばかりではなく、悪い情報をきちんと押さえておくことも重要だ。
OUTPUT

知識や経験を成果につなげる
・企業比較・研究シート